福祉用具プラザ北九州を活用しよう

2018年09月03日

 皆さんは、「Aさんが使えるスイッチはありません」と担当の福祉用具業者さんに言われたらどうしますか?そんな時こそ、福祉用具プラザ北九州に相談に行くことをオススメします。

 冒頭のセリフは、実際にご家族様が担当の福祉用具業者さんに言われたものです。この事実を私にお話して下さった時の悲しくて寂しげなお顔を忘れることができません…

 そこで、本当に使えるスイッチが無いのかということを福祉用具プラザ北九州へ相談に行きました。ここには、優しくて頼りになるスタッフがたくさんいますよ。


ー福祉用具プラザ北九州でできることー

 先日の研修会でも作業療法士向けにプラザの紹介と活用を勧めさせて頂きました。*当社とプラザの利害関係はありません、念のため。

 まず、簡単に福祉用具プラザ北九州でできることを記載しておきますね。

  • 福祉用具の展示
  • 福祉用具の相談、フィッティング
  • 福祉用具の貸し出し(1週間)
  • 自助具作成の相談やお手伝い
  • 介護講座や自助具作成の講座  などです。


ー今回使用したスイッチー

 当初は、グラスプスイッチという握るタイプのスイッチを検討していたのですが、まさかの廃盤になっていたので、ピエゾニューマティックセンサスイッチ PPSスイッチをお借りしました。

 こちらのスイッチは、感度調整ができたり、振えがある方でも使いやすいように反応条件の設定(誤作動防止)ができます。スイッチは空気圧で反応するものと、指を動かした時のゆがみで反応するものがあり、使用しやすい方に切り替えができます。

 今回は、空気圧のスイッチを導入・練習してみました。

 こちらのタイプは、空気の量を簡単に調整できるタイプです。スポンジタイプではなく、今回はエアバックを用いました。ただ、手でエアバックを押さえることが難しい方でしたので、空気量を調整し、手の大きさに合わせて握ることができるようにしました。

↑こんな感じです

 空気圧を感知して反応するため、弱い力でもセンサーは反応します。声掛けに合わせてスイッチを押すことができるかなどを評価し、実際に使用できることが確認できました!

 体調などにより、スイッチ操作が難しいことはありますが、今後、更に練習を重ねていけば、「できない」と思われていた意思伝達が可能となるのではないでしょうか。


ー可能性を信じ、諦めないー

 私たち、医療・介護従事者は、患者さんやご利用者さんの状態を見て、「できない」と決め付けてしまうことが少なからずあると思います。しかし、ご本人様やご家族様は担当の療法士や業者が諦めてしまったら、誰に頼れば良いのでしょう?

 少しの反応や変化を見逃さず、真剣に向き合って、想いに応えることが大切なのではないでしょうか。

 諦めてしまったら、本当にそこで終了です。

 今回は、福祉用具プラザ北九州のスタッフの皆さんのお力をお借りし、ご利用者様の反応を引き出すことができました。本当にありがとうございます。

 スイッチを使っている場面をご家族様が動画として残しており、それを見た担当医やケアマネも驚いていた様です。諦めなくて、本当に良かった!!

 保険外の自費リハビリではありますが、私は可能な限り、保険内のチームと連携して動きたいと思っています。自費リハビリ導入時の担当者会議(ケア会議)でチームの皆さんにお伝えした通り、スイッチの導入と意思伝達の実現を果たせそうです。

 これからもご利用者様のために一生懸命、全力で関わり続けたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。