発達障がいの理解について
「発達障がいの理解」というテーマで、福岡女子短期大学の中川伸也先生のお話を聴かせて頂く機会がありましたので、記事としてまとめさせて頂きました。
今日は研修に参加した看護師さんがまとめてくれた記事になります。発達障がいをもっと知ろう!ということで、研修会に参加してきたそうです。
近年、発達障がいについてはメディアでも多く取り上げられるようにはなりましたが、まだまだ一般の方の認知度は低いのではないかと感じています。そこで、少しでも発達障がいについての理解を深めて頂ければと思い、記事を書くことにしました。
ー発達障がい(疾患)についてー
厚生労働省のHPにも発達障がいについての記載がありますが、簡単に主な疾患について記載したいと思います。
- 注意欠陥多動性障がい(ADHD/ADD)
- アスペルガー症候群
- 学習障害(LD)
- 自閉症スペクトラム障がい
などが挙げられます。今回取り上げている発達障がいについては、非常に見た目では分かりづらく、一昔前までは「ちょっと変わった人」として捉えられることが多くありました。
最近では、芸能人の栗原類さんが発達障がいの一つであるADHDであることを公表したこともあり、発達障がいという言葉の認知度が上がってきたました。
ー疾患の特徴についてー
注意欠陥多動性障がいでは、予定を忘れる/忘れ物をするなど注意の散漫さが認められ、アスペルガー症候群では、相手の気持ちが解りづらかったり、自分勝手な行動と捉えられることが多くあります。
学習障害は、聴き取りながら上手くノートが取れないなどの不器用さが目立ち、自閉症では、人間関係やコミュニケーションのまずさ、興味や行動の偏り(こだわり)が特徴として挙げられます。
参考文献:中川伸也:発達障がいの理解、研修資料、2017.
疾患によって特徴は様々ですが、学校に数人は発達障がいを患うお子さんがいるようです。
ーノーマライゼーションを目指してー
発達障がいの診断を受け、これらの疾患や障がいと向き合っている方々は多くいらっしゃいます。ご本人はもちろん、ご家族も障がいを理解し、より良い方向に向かうために努力しておられることでしょう。
そして、私たちも障がいのことをしっかり理解し、いかに上手くお付き合いしていけるかを考える必要があります。
お子さんも、高齢者も、障がい者も、健常者も皆が暮らしやすい社会を目指して、まずは私たち一人ひとりが理解を深めていかなければならない事柄だと思います。以下のリンク先の記事や本も参考にされてはいかがでしょうか。深く考えさせられることが多くありますよ。
(看護師:奥田)
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