通所サービスと訪問リハビリを併用するには

2020年05月18日

 一部地域では緊急事態宣言が解除されたものの、外出や通所サービスの利用を自粛されている方が多くいらっしゃいます。デイサービスには行けないけれど、訪問リハビリを受けたいというお声を聞くことが多くなりました。そこで、本日は通所サービスと保険内外の訪問リハビリを併用する方法(制度理解)について記事をまとめたいと思います。

 少しずつ日常を取り戻してきているかに思える今日この頃ですが、まだまだ以前の生活とは程遠い状態ですね。医療や介護の現場は本当に逼迫した状態が続いています。

 高齢者には、外出やデイサービスなどの通所系サービスの利用を自粛されている方が多く、筋力低下や生活状態の悪化を招かないか心配なところです。

 そこで、本日は、「(自粛中の)デイサービスやデイケアと訪問リハビリを併用したい」という声にお応えして、訪問リハビリを利用するための制度理解についてまとめてみたいと思います。


ーデイサービスとデイケアの違いー

 まずは、デイサービス(通所介護)とデイケア(通所リハビリ)の違いについて書いてみたいと思います。

 デイサービスは、日中を施設内で過ごし、健康状態のチェックや食事、着替え、入浴、レクリエーションなどの介護を受けることができます。いわゆる生活介護を受ける場となります。

 デイケアでは、サービス利用に医師の指示が必要となります。そのため、病院や介護老人保健施設などと併設されています。デイケアではデイサービスの機能に加え、作業療法士や理学療法士、言語聴覚士によるリハビリを受けることができます。

 最近では、「リハビリ特化型デイサービス」という短時間利用のデイサービスも増えてきています。このデイサービスには、療法士が在籍することが多く、運動指導も受けることができますが、施設基準はデイサービスに沿っています。


ー訪問リハビリと併用可能かー

 デイサービスをご利用の場合、ケアマネジャに相談して、かかりつけ医の指示を貰えれば基本的に訪問リハビリを受けることができます。ただし、生活上で何が困っているのかをはっきりとケアマネジャに伝え、リハビリ目標(生活目標)をケアプランに組み込んで頂く必要があります。

 ただ単に訪問リハビリを受けたいという希望のみでは、ケアマネジャの考え方や自治体の意向によっては、利用が難しい場合があるので、注意が必要です。


 デイケアをご利用の場合は、自治体の考え方にもよりますが、基本的には訪問リハビリの利用は難しいと思います。

 その理由としては、通所リハビリを行っている場合、通いでリハビリを行えているのであれば、訪問のリハビリは必要ないと判断されることが多いからです。

 しかし、訪問リハビリでしか問題を解決できないと判断された場合や通所リハビリと訪問リハビリのリハビリの内容が全く異なる場合は、併用することができる場合もあります。


ー自費リハビリは制限や制約がないー

 保険内で訪問リハビリを利用しようと思うと、様々な形で制限や制約を受けることがありますが、自費リハビリにはそれらの制限がありません

 どのサービスを利用していても併用できますし、介護保険上限額を超えている方の場合は、保険内のリハビリを利用するよりも費用を抑えることさえできます。

 しかし、弊社の考え方としては、まずは皆様が保険内でのリハビリを受けることができないかを一緒に考え、最終的に私たちの訪問自費リハビリを選択して頂くことが一番だと考えています。

 そのためにも、今後もできる限り保険内でのリハビリについての情報発信も続けていく予定です。

 介護保険などについて不明な点などもお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡下さい。訪問業務により、返信が遅れることがあるかもしれませんが、なるべく早く返信致しますので、よろしくお願い致します。