訪問看護ステーションの作り方/設置基準の確認-場所の決定

2017年05月30日

 訪問看護ステーションの作り方シリーズ初回投稿は、市場調査(マーケティング)の重要性についてでした。今回は、市場調査を踏まえた場所の決め方についてお話をしたいと思います。

 マーケティングが終わり、大まかな地域を決めました。では、次に何をしないといけないでしょうか?そう、具体的にどの辺りに事業所を構えるかを考えないといけません。

 ただし、実はこれもそう簡単なことではありません。少し細かく見ていくことにしましょう。


ーランニングコストを考えるー

 これからステーションの申請準備をしようと考えている中、一番頭を悩ませるのがランニングコストです。金融機関での借り入れもできればあまりしたくないですよね。

 経費にあまりお金をかけると、本当にあっという間に資本金が無くなってしまいます。本当に怖くなるくらいのスピードで…

 大まかにかかる経費は、家賃、高熱水道費、駐車場代(車を準備するまでは不要)、通信費などです。これらを勘案して、ステーション運営までにかかる資金を計算する必要があります。

 また、医療従事者なら知っているとは思いますが、皆さんが働いて得られる診療報酬は2ヵ月後にしか入ってきません!!そのことも念頭に入れて、家賃や駐車場代などを考えて下さい。


ーアクセスを考えるー

 次に大事なのは、交通の便です。訪問看護、訪問リハということは、利用者さんの家まで車で向かわないといけないのです。どこの地域に行くまでにどのくらいの時間がかかるのかも考える必要があります。

 当社の場合だと、福岡県の北九州市小倉南区に会社があるのですが、南区の端(上側)なので、北区や門司区にもそれほど時間をかけずに行くことができますし、会社の目と鼻の先に都市高速があるので、八幡東区/西区の方も比較的苦労なく行くことができます。

 もちろん、最初のうちは近隣の利用者さんから紹介してもらえるように働きかけていくのですが、今後のことを考えると、広範囲にアクセスできるというのも非常に利点となります。


ー作りたい場所に作れない場合もあるー

 マーケティングをして、細かなランニングコストやアクセスについて調べました。よし、この場所にしよう!と意気込んでも、この場所に訪問看護ステーションを作ったらいけませんと言われることがあります。

 市区町村の都市計画に該当していないかということや、事業所を作ってはいけない地域ではないかということを役所に確認する必要があるのです。

 ですので、いくつか候補を決めておいて、契約する前に問い合わせることをお勧めします。ステーションを設置できない場所で法人登記すると、会社と事業所が別々に必要となるため、コストが2倍になってしまいます。

 この点に関しては、要注意ですね。この問題をクリアしたら、場所が決定するので、いよいよ法人登記の準備です。


 次回は、訪問看護ステーション設置に当たって欠かすことができない「法人格」についてお話をしたいと思います。

<前の記事                           次の記事>

Facebook page

 Facebook pageでは、医療/福祉などのニュースを取り上げています。ご興味のある方は、最新の情報が届くようにフォローをお願い致します。