自費リハビリの料金設定と診療報酬の関係

2018年09月05日

 商品やサービスには、「価格」というものが存在します。その価格が、提供されるサービスに見合う「価値」があれば、需要があり、消費されることになります。それでは、リハビリ業界ではどうでしょう?まずは、どのように自費リハビリの料金が設定されているかを診療報酬と比較しながら見てみたいと思います。

ー入院中の診療報酬ー

 最初に皆さんに知っておいて頂きたいことがあります。それは、診療報酬によって、どのくらいの医療費が病院に支払われているかということです。現在の医療保険におけるリハビリテーション料は「疾患別」になっており、病気によって保険点数やリハビリを受けることができる入院日数が変わってきます。

 1単位(20分)の保険点数は以下の通りです。全て施設基準Ⅰ(人員基準が整っている体制の病院)のものを表記しています。1点当たり10円計算となります。

  • 脳血管疾患:245点
  • 運動器:185点
  • 廃用症候群:180点
  • 心大血管:205点
  • 呼吸器:175点

 これらを参考にすると、脳血管疾患の場合、1時間のリハビリで245点×10円×3単位となるため、7,350円となります。これ以外に細かい加算もありますが、計算には含みません。基本料金が7,350円だと考えて下さい。


ー自費リハビリ施設の料金設定ー

 Googleにて、自費リハビリと検索し、検索結果に出てきた施設の料金をランダムに記載します。

  • A社:120分、18,000円(1回/税込換算)
  • B社:90分、16,200円(1回/税込換算)
  • C社:60分、10,800円(1回/税込換算)

 この料金を診療報酬と比較してみるとどうでしょう?意外なことに診療報酬よりも割高でした…これは正直なところ予想外でした。全て関東の会社のため、多少割高でもニーズがあるということでしょうね。


ー介護保険の診療報酬(訪問リハの場合)ー

 介護保険を利用して訪問リハを受ける場合は、病院もしくは訪問看護からの訪問となります。若干、診療報酬に違いがありますが、今回は病院からの訪問リハの診療報酬を記載します。

 なお、介護保険には「疾患別」のリハビリテーション料は設定されておらず、一律の報酬となっています。

  • 1単位の訪問(20分):290点
  • 短期集中リハ加算(1日):200点(3ヶ月以降はなし)

 これらを参考にすると、290点×10円×3単位+200点×10円となるため、10,700円となります。入院でのリハビリ同様に細かい加算や地域単価は除いての金額です。3ヶ月以降は短期集中リハ加算が無くなるので、長期利用の方は8,700円となります。


ー訪問型自費リハビリの料金設定ー

 先ほど同様に、googleにて自費リハビリ、訪問と検索しました。

  • A社:60分、7,000円~8,000円(長期割引)、入会金と交通費別途必要
  • B社:50分、8,640円(税込)
  • C社:60分、6,000円(税込)、交通費別途必要

 調べてみると、施設型とは違う結果となりました。訪問型自費リハ事業を行っている会社は料金が診療報酬と比べて同じくらいか、割安となっています。この背景には、大きな店舗を持つ必要がないということも料金を安く抑えることに繋がっていると考えられます。

 ちなみに、当社の自費リハビリも60分6,000円(税込)となっており、診療報酬と比べてかなりの割安となっています。介護保険上限額を超えている方は、病院や訪問看護からの訪問リハを利用するよりも、当社を利用する方が費用を安く抑えることができます。


ーなぜ料金を抑えることができるのかー

 訪問型自費リハビリの特徴でもあると思いますが、定期的に訪問が入ることが多く、リピート率が高いことが料金を安く抑えることを可能としています。当社の場合も、1人当たり、週に平均2.8回の利用となっているため、非常にリピート率が高くなっています。もちろん、週に1回のご利用や単発でのご利用も可能です。

 今日は、同業者からは本当は触れて欲しくないと思われているお金の話でした。会社によってサービス内容は異なるため、しっかりと説明を聞いて、納得した上で契約を結んでください。

 自費リハビリは、全額負担となるため、決して安いものではありません。一方で、ものすごく高い金額を設定している訳ではないということも分かりましたね。サービスの内容や質をしっかりと見極めてご利用いただけるように願っています。