養成校の特別講義に行ってきました

2018年10月29日

 先週の土曜日は山口県の某養成校に特別講義に行ってきました。2コマの講義時間の中で、病気や障がいのある方が地域で生活するために必要な支援についてグループワークを通して、一緒に考えてきました。

 とてもありがたいことに、養成校(専門学校や大学)から特別講義の機会を頂く機会が年に数回あります。特別講義を通して、入院中から退院後の生活について考える介入の重要性や、地域で生活するにはどうしたら良いかということを考えて貰えるように心がけています。


ー地域で生活するためにー

 地域で生活するために必要なことを学生さんと一緒に考えるグループワークをいつも行っています。今まで学んできたことを皆で出し合って、意見をまとめます。まだ臨床現場をあまり知らないからこそ、柔軟な考えができることもあります。

 まずは、専門職として何ができるかを考えて頂きながら、自分たちがカバーできない部分は他職種と連携することを考えます。

 地域で生活するためには、色んな人や職種、組織の助けが必要なんですよね。そのことを一緒に考えながら講義を進めました。


ー実践の楽しさを伝えるー

 私は、講義の中で、この部分が一番大切だと思っています。クライエントの生活がどのように変わったのかを事例を多く提示しながら進めることが実践のイメージを深めることへと繋がります。

 「作業の力」を知ることは、作業療法士としてとても大切なことなのです。このことが理解できているのと、そうでないのでは、実習への取り組み方も変わってきます。

 クライエントの生きいきとした生活場面を知って頂けるような構成にしています。


ー講義を受けた学生と出会う楽しみー

 養成校で講義を行い、数年後に作業療法士となり再会できる嬉しい機会もあります。作業療法士向けの県士会での講義や学会などでお声掛け頂くことがあるのです。

 その時の講義の感想や作業療法士になった喜びを聞くことができると、時間を越えて自分の作業が生きている/繋がっていると実感できるのです。

 こういった時に、講義をするという作業が自分にとって大切な作業であるということを感じさせられます。

 今後も、一人でも多くの学生さんや療法士に自分の実践を伝え、地域で生活する方々の支援の一助となれるように努力したいと思います。

 また来年もお呼びいただけると光栄です!


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