外部リハ職との連携-入所施設や通所施設との連携-

2017年12月27日

 平成30年度の介護保険改定に向けて様々な情報が出てきていますね。その中でも今回は外部リハ職との連携評価について触れてみようと思います。リハ職が地域に出て行くきっかけになるでしょうか?

 さて、介護保険の改定について協議が進んでいますが、「外部リハ職との連携」についてのお話を取り上げてみたいと思います。現在協議されている内容としては、通所施設との連携についての話が上がっています。


ー生活機能向上連携加算の新設ー

 通所介護などを行っている事業所では、外部リハ職と連携を取ることで新たな加算が算定できることになりそうです。こちらの加算は外部リハ職と連携して個別機能訓練計画を立て、実施することで算定できるようです。

 この流れからいくと、個別機能訓練Ⅱをさらに推し進めていくような改定内容と捉えても良いかもしれませんね。「個別機能訓練」と聞くと運動や筋力トレーニングをイメージしがちですが、しっかりと生活目標を立てて生活の改善を図ることが求められそうです。


(2018.2 加筆)

*年明け以降の改定で、加算を算定するには「医療機関」に所属する療法士との連携でなければならないことがはっきりしました。訪問看護ステーションに所属する療法士やフリーランスの療法士では加算は算定できません。


*個別機能訓練を算定している場合には、算定できる点数が200から100へ減算となります。


ーリハ職の地域進出は進むかー

 平成30年度の介護保険改定でPT/OT/STなどのリハ職は地域に出やすい体制にはなりそうです。子育てをしている人やパートタイムで働きたいという人には良い働き方となるかもしれませんね。 


(2018.2 加筆) 

*フリーの療法士では新設された加算は算定されないので、地域で働きやすくなるということはないかもしれません。

*一方で、機能訓練指導員として雇用できる職種が条件付で拡大しそうです。


 しかし、本当にリハ職が地域に出て行くかと問われれば疑問です。果たして医療機関や他事業所が療法士を外部に派遣するのか?という疑問が残るからです。これは改定後の動きを見てみなければ分かりませんね。

 個人的な想いだけで言うと、どんどん地域にリハ職が出ていって欲しいと思っています。


ー当社では、通所介護事業所との連携を図りますー

 介護保険の改定はもう少し先ですし、詳細な要件が出ていませんが、通所介護事業所との連携を行います。実はもう来年1月より小倉南区の某事業所様と連携を取り始めることが決まっています!

 どのような形で現場で動くかということは、要件やお互いの協議次第ではありますが、次回の改定に向けた面白い取り組みができそうです。


(2018.2 加筆) 

*新設加算は算定できませんが、個別機能訓練のマネージメント業務として通所介護事業所との契約は継続しています!

 

 また、通所介護事業所との連携が始まり、新たなニーズがあれば療法士の派遣事業なども行えるのではないかと考えています。実際に自分が動いてみて現場での動きが把握できれば新たな事業展開として視野に入れていきたいと思います。当社の取り組みに興味のある事業所様がいらっしゃれば、是非お声かけ下さい。

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