リハビリ小説-閉ざされた世界編9-

 久は自宅に帰ってパソコンを開いていた。美宏のブログをしたいという希望を叶えるため、ブログの開設を行っていたのである。


 ブログはパソコンから操作するのが一般的であるが、より簡単に記事を掲載できる機能が備わっている。それは、特定のメールアドレスに記事を送ることで記事掲載をすることができる機能である。


 久は美宏が二つ折り携帯、いわゆるガラケーの操作であれば行えることを知っていた。そのため、ガラケーからブログ記事を更新するということを思いついたのである。


 もちろん、パソコン操作練習は継続するつもりであったが、果たしてパソコンを新たに購入して使いこなすことができるのか、ということを踏まえての判断だった。


 そして、次の訪問の際に、ブログ記事を一緒に掲載する練習を行うことにした。


 「初めてブログをするから何て書いたらいいか緊張しますね。やっぱり自己紹介とかがいいと思いますか?」


 『そうですね、最初なんでブログを読んでくれる人に自己紹介をしてみるのがいいですね。あとは、どんなことをブログで書いていくかとかを載せると興味を持った人が見てくれるかもしれませんよ。』


 「じゃあ、自分の病気のこととか、闘病生活のこととかも少し書いてみようと思います。」


 こうして美宏は携帯を使ってブログを始めることになった。

リハビリ小説-閉ざされた世界編10-