リハビリ小説-閉ざされた世界編16-

 美宏がブログの更新をやめている間、ブログの更新が止まったことを気にかけたブログ仲間が書き込みや個別メッセージをしていた。


 さらには会ったことがないにも関わらず、個別メッセージで電話番号の交換をして電話で声かけをして気遣ってくれる方もいたということだ。


 『私は一人で生きているんじゃない。皆に支えられながら生きている。私は病気や障がいがあるけれど、生きていていいんだと感じることができました』


 美宏を傷つけたのは知らない人の【言葉】であったが、癒したのも同じ【言葉】だった。


 人を思いやる気持ちは、人を元気にする。


 人を思いやる気持ちは、人を笑顔にする。


 美宏は多くの人から元気と笑顔を分けて貰い、ブログを再開する決意をすることができたのであった。


 

 ブログ再開後にも実は、心ない書き込みやメッセージが寄せられていた。


 しかし、そんなことはもう美宏は気にしていなかった。


 むしろ、知らない他人のブログに張り付いて悪口を書き込むだけの人のことを寂しく虚しい人だと感じるくらいだ。



 私は私。前を向いて生きる。自分でできることは限られているけれど、私らしく。

リハビリ小説-閉ざされた世界編17-